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思い悩むな
だから、言っておく。
自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、
また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。
命は食べ物よりも大切であり、体は衣服よりも大切ではないか。
空の鳥をよく見なさい。
種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。
だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。
あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか。
あなたがたのうちだれが、思い悩んだからといって、
寿命をわずかでも延ばすことができようか。
なぜ、衣服のことで思い悩むのか。
野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。
働きもせず、紡ぎもしない。
しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、
この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。
今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、
神はこのように装ってくださる。
まして、あなたがたにはなおさらのことではないか、
信仰の薄い者たちよ。
だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』
と言って、思い悩むな。
それはみな、異邦人が切に求めているものだ。
あなたがたの天の父は、
これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである。
何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。
そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。
だから、明日のことまで思い悩むな、
明日のことは明日自らが思い悩む、
その日の苦労は、その日だけで十分である。
「日本聖書協会『聖書新共同訳』マタイによる福音書6章25~34節」
山鼻教会の守護聖人「幼きイエスの聖テレジア」についてお話しします。
「私は天国から バラの花を降らせましょう」 テレジア
カトリックでは教会が献堂されるとき、聖人の取次ぎを願って建てられます。山鼻教会はフランスの
聖女〈幼きイエズスの聖テレジア〉に捧げられました。フランスではリジューのテレースと呼ばれてい
ます。テレジアは15歳でフランスのリジューにあるカルメル女子修道会に入会し、24歳で天に召された聖女です。その著書「小さき道」は今でも世界中で親しまれ、日本でも人気のある書物です。日本では小テレジア、幼き花のテレジアなどと呼ばれています。記念日は10月1日です。2003年に列副されたマザー・テレサはこの聖人からとられた名です。カトリック山鼻教会の聖堂の後ろに聖テレジアの聖遺物が安置されています。
聖人について
カトリック教会にはキリストの教えに忠実に従い、人々の救霊のために生涯を捧げた人を聖人として
尊敬しています。カトリック教会は聖人に列聖されるまで厳しい審査を行います。審査を行う機関はロ
ーマ教皇庁「列聖省」です。神の僕→尊者→福者→聖人の段階で進みます。聖人たちの多くは殉教者で
あり、霊的指導者であり、福音に生きたキリストの模範です。
日本人が知っている聖人を紹介しましょう。
聖フランシスコ・ザビエル、アシジの聖フランシスコ、幼きイエスの聖テレジア、
聖ヨハネ・パウロ二世、聖セシリア、聖ヨゼフ、聖マリア・・・・
マザー・テレサは2016年9月4日、聖人に列聖されました。